脳科学・遺伝学に基づく「催眠療法」
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父親の境界性パーソナリティ障害

 この母親が結婚されていた時に、夫から受けていたストレスは、そうとうなものだったようです。

 時に子供にも向けられた暴力は、二度や三度ではなかったとのことです。家の壁に穴をあけたり、家電製品を壊したり、床が見えないくらいに散らかし暴れたりと……。

 例えば、車で遊びに行っている途中に、ご主人が長男に対し足が臭いからという理由で、高速道路の道路上で「降りろ!」とすごんだことがあり、機嫌が悪くなると暴走運転で脅かされることもあったそうです。言葉の暴力もひどく、いつも機嫌が悪くなると「お前ら穀ごくつぶ潰しが!」と怒鳴られていたといいます。それは、口の悪い人が悪態をつくようなものではなく、本気モードでじくじく長時間責めてくる逃げ場のないいじめ方だったようです。

 なだめようとどんなに謝っても追い詰めてくるとても陰湿なもので、機嫌を損ねることを恐れて日々生活していたとのことです。しかし、機嫌の良い時は別人のようでやさしい面もあったということでした。

 夫は、職場での人間関係においても、自分の思い込みで人に悪意を抱き怒りや強いストレスを引きずっていたようです。時には被害妄想を抱き、人を恨んだり、悲観的な見方をしてしまう傾向が顕著で、自分の意に反した場合の激情はかなり激しく、すべてその感情を家庭に持ち込んでいたようです。

 そうした家庭内暴力の恐怖に怯えて暮らす生活の中で、息子は幼稚園の時にはチック症状が出始めました。

 その息子が小学校へ入学して間もなく、DV の被害者をかくまう「シェルター」と呼ばれる、県の児童家庭センターの施設で2週間ほどの生活を経て、裁判所にDV の申請と離婚調停を申し立て、認定されて離婚にいたったとのことでした。

 離婚成立後もご主人が起こすストーカー的な行動に、逃げるように引っ越して身を隠し、教育委員会に相談して極秘の転校手続きをとってもらい、別の市に移転されたとのことです。しばらくは生きた心地がしなかったと話していました。

 離婚されたご主人の社会的評価においては、高学歴で一流企業に勤めていて重要な部署で仕事している、全く問題がないように見える人なのです。

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