脳科学・遺伝学に基づく「催眠療法」
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無意識領域の処置

 
 人の心の状態は意識されているものが全てではありません。意識できない無意識領域に支配されています。心が混乱し始めて初期段階を超えた時は、心の深層の領域からの働きかけに焦点を当てることが必要となります。

 初期の段階で脳が誤作動を起こしている脳領域は、脳の奥深い中心部に位置する大脳辺縁系などの情動系と呼ばれる領域です。ここでの脳活動は意識で捉えられないまま、私たちの心の働きに強く影響を及ぼしているのです。

 したがって、この脳領域の機能不全を治すために、無意識の世である情動系の脳の働きを正常に戻す処置が必要になります。

 無意識の領域が落ち着けば、脳全般の機能は正常に安定します。
いわゆる心の病などの精神的問題と症状は治ってしまうのです。

 ではどのようにすることが、無意識領域の処置をしたことになるのかを順を追ってお話ししていきます。

 私は20 歳のころから50 年以上にわたり、催眠をはじめとする心に働きかける様々な技術・手法を追い求めてきました。心の問題を解決するための最善の策とは何かを見つけるため、瞑想や坐禅、ラージャ・ヨーガなども深く探求しました。それはかつて、そうした精神的な探求が唯一の手段だったからです。

 時代が進むにつれ、脳の機能が我々の心を形成していることが科学的に明らかになり、意識と無意識のしくみ、さらには遺伝子が脳機能をどのように規定しているかについての理解が深まっています。

 現在は、脳科学によって、我々が過去の経験をどのように無意識的に背負っているのかを明らかにできる時代になったのです。

 人は異なる性格を持ち、脳の特性も一人ひとり異なります。これにより、頭脳や身体の能力が多様化し、パーソナリティが形成されます。個性はDNA の違いや成長環境によって形成され、人生というドラマが展開されます。

 しかし、ある時期に問題が生じ、心の病に発展するような長期的なストレスにさらされた場合、一歩立ち止まり、これまでの人生を振り返り、過去に目を向ける必要があるのです。

 過去は、現在のあなたを形成しています。その過去においてあなたの脳が学習した全ての記憶によって現在のあなたが苦しんでいるとしたら、そうなった現実を正しく理解しなければならないのです。

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