脳科学・遺伝学に基づく「催眠療法」
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内在化した自己評価


 彼女は幼稚園までは元気にスイミングスクールに通い、そこでは活発で注目を浴びていて、友達もいたとのことですので、決して生まれつきの性格に問題があったわけではありません。

「愛着障害(第2章P.89 ~)」が背景にあると書きましたが、生育環境により彼女の性格は変わっていったのです。

 小学校に入る前から、「愛着障害」によって徐々に彼女は自己肯定感が育つことなく、学校でも自信がない、自己主張ができない子供になっていったのです。

 小学校のころ、印象に残っている母親の言葉で、「私はあなたに愛情を注いでいるけど、私は親から愛情をもらっていない。だから感謝しなさい」と言われたことがあったようです。

 彼女の母親は、自分の親に愛されて育った経験が希薄で、不満を引きずり、自分の子供の愛し方が分からなかったのかもしれません。

 こうした「愛着障害」は世代間に連鎖していくのです。しかも遺伝として………。

 遺伝子の活性を調整するエピジェネティックな修飾により、トラウマの影響が親から子へと伝わっていくことが分かってきました。

 この遺伝に関しては、第2章P.98 及び第4章P.241 を参照してください。

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