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生い立ちの秘密によって人生の方向性が決定付けられたのか、逃れようがないそうした宿命で生まれてきたのか・・・。
精神的苦悩の中でのもがきとそれゆえに達成できた自己錬磨によって、ライフワークを見出していく・・・。
ただ、そこには、不思議な運命的な出会いや展開があった・・・。 ナラティブカンパニー 井手無動

                 2012年
時が経つのは早いもので、死を自覚してから、今年はちょうど20年の時間を経た区切りの年となりました。

ここ2年間も体調を崩したこともあり、死について、また生きることの意義について考えさせられましたが、
そうは言ってもこの20年間は、振り返ると歳月の流れは早く、外見的に年老いていく変化に戸惑いつつ、
自分は何ができるのか?
どのように生き続けるべきなのか?
そういったことを自分自身に問いかけ続けてきました。

人は何のために生きるのかという問いかけは、20代の頃の課題でありそれなりの答えは見出していたはずでしたが、
いったん死を覚悟した後の新たな人生において、再度問い直したものでした。

生きる中で、何かを得たとしても、それが本当に人間の人生にとって必要な価値あるものとなるのだろうかと・・・。
その答えの重要な要因は、魂の存在を肯定するかどうかにかかってくると思います。

しかし、これ以上踏み込むと、宗教的な世界観となってしまうでしょう。ここに書くことは控えます。
私は自分なりの哲学を持って生きているつもりです。それは、表現を変えれば個人的な宗教ともいえます。
誰にも押し付けることをしない、自分のみ信じる世界です。
人はさまざまな価値観と宗教観などの選択の自由性があって然るべきでしょう。それは必要なことだと思っています。

人は時に、人生をリセットしたいと切に願うような苦しい時期やずっと苦しみ続けていることもあります。
人生の苦しみの中で、後悔して自分を責め苦しむ時や、自分の人生を狂わせた相手を恨みながらそうした要素を排除した人生を求める時もあります。
しかし、もしそれが可能となっても、心の深いところで、やはり何度人生を繰り返してもこのままの自分では本質的に同じことが繰り返されると感じるている人もいるのではないでしょうか・・・。
リセットではなく、本質を見極めて今の自分自身が変化しない限り、違った人生は送れないと思います。

人は生きる上で度々苦難に直面します。または生まれ持った遺伝的個人差によって不条理なハンディーをすでに背負って生きています。
それらは、生きる上において私たちの精神面にストレスを与えますが、こういったストレスをどのように処理して生きるかによって人生も変わってきます。
ストレスの重圧を何もできずにただ受け身で放置していると、必ず心身にトラブルが生じてきます。
実にストレスとは厄介でなおかつ恐ろしいものです。
ストレスは、脳内の働きのバランスを崩し誤作動を起こすことによって身体にも不調が生じ始めます。いわゆる不定愁訴と呼ばれる原因不明の身体症状などが出始める場合もあります。または身体疾患に及びます。
病院にかかり、どんなに苦しさを訴えても、医師には分かってもらえず「気のせいだから治せないよ」と、突っぱねられた気分になることもあるでしょう・・・。
しかし、今は耐えなければならない、どうしようもないストレスに対しては、心を前向きに対処して耐えなければなりません。心が折れてしまえばストレスに敗北してしまいます。

そうならないために、まずは、ストレスにうまく対処するためにその原因となっている背景を理解する必要があります。
その背後に潜む原因としては、生まれ持った気質であったり、生育環境で受けたトラウマなどが複雑に絡んでいる場合もあります。
遺伝要因と環境要因です。
自分自身の心の状態の深層を見つめることは、人生を変えるにおいての成長となります。
どうか、悔いのない貴重な人生を模索して下さい。
素晴らしい人生を送られることを心から祈っております。

マインド・サイエンス
井手無動